非実在の王国で

山より軽く羽根より重い

さんまん。

だいぶ前にTwitterのフリート機能でボショボショ書いていた日記の下書きが残っていたので読み返すと、今より幾らか面白かったのであやーと思う。
あの頃の日記が面白かったのは、多分テンション高い期だったからだろう。躁状態ともいう。
しかし自分の日記、読み返すと面白いな。すごい!共感できる!共感もなにも自分なのだけど。


ところで古い話ではあるのだけど、勤め先の加古さんに時々コーヒーを奢ってもらうようになった。勤めたばかりの頃からは考えられないことだ。
どうにも貧血でぶっ倒れてから、加古さんは私に優しくなったように思う。しかしそれにしたってまさかここまで親切にしてもらえるようになるとは思わなかった。
やはりひと月程度で人間を判断してはいけないのだな、としみじみする。
昨日はキャラメル色のダッフルコート(孫に買ったらしいが、孫がダッフルコートを好きでなかったらしい)をもらった。優しくなりすぎではなかろうか。


食器欲が爆発する。
親戚宅で、貰い物だという至極お洒落なフォークとスプーンをいただいて、あまりにおしゃれすぎてうちにある食器のどれにも似合わなく釣り合いが取りたくなったのだった。
特にスプーンがいい。これでカレーを食べたいわ、と思ったけれど、現状私はどんぶりに一合強の飯を盛り、カレーをぶちかけて食すという雑極まりない食べ方をしている。おしゃれのかけらもない。
ので、カレー皿を買うことにした。
当たり前の無印で買えるような白いカレー皿でもいいっちゃいいのだけど、やっぱりここは少し凝ったものの方が良かろうと楽天を見たけど、かわいい皿は山とあったがやはり現物を見んとわからんな…ということで河原町周辺をうろうろすることにした。
いくらか心当たりの店があるから、そのどれかにはあるだろうという目算。
ずいぶんあちこちに行くことになるから、ついでにピクミンも育てられて一石二鳥。
そう思って意気揚々と繰り出した。
しかし、ない。心当たりのどの店に行っても、ティンと来るものがない。あるにはあっても、五千円からする。ちゃんとした食器って高いよな。
うーーーーーーん普通に当たり前の、日本で焼かれた輪花皿とかでいいんだけどな。あるいはちょっと前流行ってた波佐見焼の可愛いやつ。前はぎょうさんこの店にあったのになーないなー。
そういう間にもちらちらとピクミンに目をやる。
やってない人に解説すると、ピクミンは仲良くなるとどんぐりだとかキノコとかを身につける、デコピクミンと呼ばれる状態になる。なにに変身するかは拾った場所によって決まる。私はどうしても服屋にいるピクミンが欲しくて伊勢丹だのイオンモールだの、方々出掛けては探しているのだけど、これがさっぱり見つからない。
今回の外出でもどういうわけか気配の気の字もない。
都会に来れば皿もピクミンも見つかると思ったが、そういう訳でもないらしい。

しかし現代はスマホという便利なものがあるので、知らない店も検索することができる。
新たに目ぼしい三店舗を見つけ、駆けずり回る。長々書いてもつまらないから結論からいうと、なかった。
こなくそと思い、詮索範囲を広げる。ん?二条に作家ものの陶器の店がある?サイトがめっちゃおしゃれ!行ってみよ!
果たして、あった。
一目で目を奪われる、信楽焼の輪花皿。
普通輪花皿って花びらを模した溝が掘られているけど、これにはそれが無い。のっぺりとした、ケーキの敷き紙のようなシルエットがとてもいい。
かーーーーーわいーーーーー!ここまで頑張って良かった。三条通を2キロほど邁進してきてよかった。
で、いくら?
さんまん。
……………


傷心でバスに乗る。結局皿もピクミンも見つからなかった。この虚しさをなんとする。せめて伊勢丹でケーキ買って帰ろ…。

家でクッタクタになりながら、ケーキを食べて疲れに炙られた身を癒す。
得るものがなかった………と思いながらピクミンの整理をする。これはパン屋、これは公園、これは森………ん?なにこのハンガーのアイコンは。服屋?!いつ?!いやこれだけでも成果があったわよかった!で、どこで拾ったん?平和堂着物屋?地元?……………。
結局のところ青い鳥よろしく求めるものは身近にあったし、カレー皿は楽天で買った。(もう、これがどんな皿でも可愛いからいいやというやつ)
全体的には徒労だったけど、まあお出掛けてそういうもんやないし…。

さてそろそろ終わってゴジラSPでもかけながら掃除しよかな。
そのうち大阪ピクミンさんぽもしたいな。